【名前】
トビフカエル
【ステータス】
パワー:3
(その巨体に似合った膂力を持つ。サメ並み。顎の力は特に強い)
テクニック:1
(舌を伸ばして絡めとるが、命中力は高め。舌はベトベトして粘着力がある)
スピード:3
(巡航速度は海鳥に近く、同じ速度で空と海中を自由に行き来できる。最高瞬間飛行速度は猛禽類ほどにまで達するが、加速は遅い)
メンタル:1
(本能。ボケーっとした顔の通り普段は大人しめ。だが、狩りの際は変わらない表情で獲物に襲い掛かる)
ミラクル:2
(地を跳ね水を泳ぎ空を飛ぶ。非常に高い順応性がある)
【口調】
・カエルの様にゲコゲコと喉を膨らませて鳴く。ただし、巨体のため鳴き声は大きく低いので不気味。
【戦闘方法】
空中や海中を遊泳しつつ、獲物がいたら襲い掛かり捕食する。小さい獲物は舌を伸ばして絡め取り、大きい獲物は直接噛みつく。
【詳細】
体長 5m~9m
体重 500kg~1100kg
空陸海に適応する肉食モンスター。サメの持つ巨体と尾びれ、鋭い歯を持つが顔はカエルに瓜二つで長い舌と大きな目玉を持つ。カエルの様な足も存在するが、巨体に見合っておらず小さめで、移動には向いていない。その為陸上で上体を起こす、からだを支えて保持する程度に使用され、陸上では体をくねらせて蛇のように蛇行する。胸びれはトビウオのように風を捕まえやすい形に進化している。体色は灰緑色。
肉食であるが、決まった獲物は持たず貪欲に捕食する。免疫も強く骨も残さず消化してしまう。腹が限界まで満たされるとフラフラと酔っぱらったように泳ぎ、数日は大人しい。
体はヌルヌルした粘液に覆われており乾燥を防ぐ。だがやはり長期間は厳しいようで、基本的に湖や池、海といった大き目の水場を中心にして周遊するように生活する。
通常の交尾の際、メスの体内にある卵にオスが精子をかけて受精させる。体内で育った幼体は、雌の体を食い破って体外に出る。
しかし、メス個体が大き目の動物を発見した際にトビフカザメが捕食せずのしかかるように押さえつけて、卵管を伸ばし標的の体内に卵を産み付けることがある。卵と交尾の際の雌の体液からは特殊なフェロモンが発せられており、オス個体を誘引。オス個体も同様の行いで卵に精子をふりかけ、体外受精を行う習性を持つ。
幼体の死亡率は高くなるが、雌を犠牲にしなくてもよくなる利点があり、幼体の安全と最初のエサの確保もしやすいということから生まれた習性だという。
正式に存在が認められたのは比較的最近だが、それ以前にも各地で目撃情報がある。調教すれば騎乗できるという伝説が存在し、自来也が乗っていた巨大なカエルも実はトビフカエルだったという説を唱える者も。
肉はカエルのような淡白さとサメの旨味が混じっている感じ。臭いので刺身には向かないが、マリネ等で臭いを消す。焼いたり揚げたりなどすれば美味しく頂ける。魚に近いが肉の触感がありローカロリー。フカヒレはサメ本来とは異なる独特な旨味と深みが感じられ珍味。だが、肉の流通自体が気性で市場に出回ることは少なく高価。