【名前】
チュービング・ワーム
【ステータス】
パワー:4
(巨体に似合った膂力を持つ。巨大化した昆虫は強い)
テクニック:0
(技術はもたない野生の王)
スピード:3
(イモムシだからといって甘く見てはいけない。全身筋肉の塊なので、迫りくる迫力はうねる電車が如く)
メンタル:1
(本能。知識や知能は持たないモンスター)
ミラクル:3
(体が無色透明で全く見えない。からだを置いて反対側にあるものが透けて見える。血や内臓、体液なども無色透明であるため何かを食べさせれば、体内にあるものが透けて見える。目視では確認が不可能)
【口調】
・地の底から響く呻き声、というよりは莫大な量の空気が一度に移動する音。
普段は非常に静か。
【戦闘方法】
柔らかい地中を掘って進んだり地上を這って進む。獲物がいれば巨大な口で捕らえそのまま丸吞み。非常に静音で見えないため突如人が消えたり、地面に穴が開いた様に感じられる。見えないものの確かにそこに存在はする。完全には静音にならず、臭いなどもあるため、視覚以外で見つけるしかない。体温もあるためサームグラフィーなども有効。
巨体な為暴れるだけで攻撃となり被害が出やすい。
【詳細】
体長 30m~50m
高さ 3m~5m
超巨大なワーム型のモンスター。目は退化しており見えないほどに小さいが嗅覚が敏感。頭の前面をほぼ占める大きな口と抑え込むための柔らかい牙で獲物を捕食・丸吞みにする。
最大の特徴である透明性。自意識で行っているわけではないようで、体全体、体内含めてあらゆるところが常に透明である。全く見えずに何かが消え去る様は恐怖の対象とされ『袖引き』『悪魔の口』などと呼ばれる。
呑み込まれた犠牲者の姿は周りからも確認できる。目には見えないが体内に細かい肉の触手が無数に生えており、犠牲者を押しもむ。触手からは透明な消火液が分泌されている。時間をかけて少しづつ溶けていき、やがて消火液に溶かされて見えなくなっていく。
絶命すると透明化が解けて姿を現す。生命に関わる重要機関が透明化を行っているようだが、詳しいメカニズムは解析されていない。
肉食で食欲旺盛。起きている間は常に獲物を探し続けている。普段は音を立てず、獲物に気づかれずに攫って行くハンター。しかし、自信の危機に直面すると狂ったようにのたうち暴れ回る。体重も重いので小規模な地震が起きるほど。
これでも、成体ではなく幼体ではないかという説がある。それらしい生物は今のところ発見されていないが、成虫も透明なので発見されていないという。あくまで根拠のない仮設止まりである。
グロテスクであるが、その肉は非常に濃厚で美味。死んで時間がたっても美味しく頂ける。特に焼き肉やビビンバ等の韓国料理に向いている。量も多いため貴重なタンパク質として重宝されていた。なお、狩りで得るのではなく自然死した死体からはぎ取っていたため、現地ではこの死骸は『神の落し物』とされ神に感謝されていた。