【名前】
種族名:カルニヴァン
【ステータス】
パワー:4
(かなり力強い。捕らえた獲物は決して逃がさない)
テクニック:2
(本能的な攻撃で技術はない。しかし、音も出さず気配も消して潜み続ける潜伏性は高い)
スピード:1
(根が発達して移動できるようになったが、足は遅い。走れば充分逃げられる)
メンタル:2
(食欲優先。そもそも植物なので精神構造は人間とはだいぶ異なる)
ミラクル:4
(疑似餌の作成、操作と感覚の共有。溶解液を吐き出す。植物に擬態して潜伏など割と多彩)
【口調】
・「ギャー」と叫んで威嚇する。個体により性格が異なる。
【戦闘方法】
疑似餌を作成して獲物を自分の元までおびき寄せ、死角から一気に襲い掛かり捕食する。吐き出す溶解液は獲物を弱らせ、服や装飾品を溶かす。体から生えている触手は攻撃に使う分には威力が、弱いが靭性があり簡単にはちぎれないため巻き付けて拘束に使用する。
【必殺技・特性】
・疑似餌の作成、操作
遠隔で操作できる疑似餌を自由な形で作り出せ、動かせる。材質は植物。小動物や子供に変化させ獲物をおびき寄せるのが基本。鳴き声や臭いなども再現できる。あまり離れすぎると朽ちて崩れてしまうが、一つの森の中ぐらいなら自在に操れる。感覚を共有できるので偵察に使ったり、自分そっくりに作成して囮にしたりと幅が広いが攻撃能力は持たない。同時に一体までしか出現させられない。
・植物の体
電気は流しづらいため半減するが、よく燃えるため炎は苦手。
【詳細】
体調 約3m
体重 約30㎏
食虫植物の怪人。人間を丸吞みできるウツボカズラの胴体に、巨大なハエトリグサの葉の腕と先がモウセンゴケの捕虫葉の触手を複数持ち、歩けるまでに発達した根を持つ。顔はウツボカズラの口を塞ぐ葉の裏側。植物なので雌雄の概念は無い。
植物なので光合成と地中からの水分でも栄養補給可能。しかし、生存には捕食が不可欠。動物性なら何でもよく人間以外にも野鳥や野ウサギ、シカなど。モウセンゴケの触手で虫を捕まえて捕食する光景もよく見られる。腕の葉でも消化吸収可能。捕食した獲物の消化吸収には数日かかるため満腹になると大人しくなり安全な場所で身を隠す。
胴体の中にも拘束用の触手があるため、脱出は困難。腕はパンチは強烈で挟む力は非常に強いが、切断能力はない。獲物のサイズに合わせた捕食口(捕虫葉)を用いるが大体丸吞みであることは変わりない。
夏の終わりごろに体に花が咲き、秋の半ばに種を蓄えて森に撒く。越冬した種は春先に芽をだす。
誕生の経緯は不明だが、自然界に順応している怪人。発芽当時はただの草だが、数年の成長を経て怪人の姿になり自意識と知性と能力を獲得する生態を持つ。
知能は高く人間の言葉を理解し会話するどころか、社会や文化すら理解する。捕食された女性が必死に命乞いした結果、捕食され拘束された状態で肉屋まで案内され、大量の肉と引き換えに解放されたエピソードがある。(女性は溶解液と胃液で衣服を溶かされたため、全裸を晒された状態で案内した)
周囲の環境で性格や性質が変化する。野生産のものは気性が激しく攻撃的で狂暴、警戒心も強い個体が大多数。植物園等で育てられた個体は余裕があるためか攻撃本能が薄れて大人しく友好的だったり人懐っこかったりする。会話も可能なのでマスコットになることも。
繁殖方法は確立されておらず、怪人になるまで成長した例はかなり少ない。植物段階で要因不明に枯れてしまう。自然界でも植物状態のときに他の草食動物に捕食されている。しかし植物状態だと、他の植物との見分けが非常に困難で発見が難しい。