【呼称名】
識別番号593 FQ-MAX・ブラストライカー
【ステータス】
パワー:4
(見た目道理の力強いパワーを持つ。トラックと綱引きをさせたが互角以上。装甲やフレームも頑丈)
テクニック:4
(あらゆる戦闘データを基に、最適化されたコンバットパターンを瞬時に構築し実行する。学習AIも搭載されており、初見の攻撃も解析して対抗策を生み出す。)
スピード:5
(最高走行速度時速300km。最高飛行速度マッハ1が確認されている。重量のため壁走りは出来ないが、細やかな動きも可能なうえ、足部に『高摩擦型ターンピック』が備わり急激な停止や旋回に対応できる)
メンタル:0
(機械ゆえに精神は存在しない。が、時折意志があるかのような動きをすることが何件か確認されており、プログラムの一種なのか、バグなのか、本当に意思があるのかは不明)
ミラクル:1
(エネルギーバリアを発動することが確認されている。小銃程度ならいともたやすく防いでしまうが、基本的に回避優先なところから強度は大したことはないらしい)
【性格キーワード】?
・機械 ・合理的判断 ・ハンター
【根源的なあり方】
エネルギー確保ノ必要性、優良貯蔵個体ノ捕獲
【口調】
・一人称:当機
・二人称:対象
・三人称:対象
殆ど言語を発さないが、戦闘中にアナウンスのように武器の発動を申告した事例が数件確認されているほか、この世界のどこでも確認されていない、言語のような音を発した事例が存在するが、意味のあるものなのか、内部機械の作動音か判別はついていない。
【戦闘方法】
・全身に搭載された数々の武装を、非常に素早いスピードで効果的・効率的に使用してヒロインや目標の障害を攻め立てる。そこに一切の躊躇や迷いはないが、女性に対しては生命活動に支障が出るほどの(戦闘不能になり抵抗が出来なくなるが)治癒が可能な程度の損傷しか与えないようだ。
・『インパルスブラスター』(仮称)
片肩部にそれぞれ一門づつ搭載されているこの機体の主砲。細かい威力の調整が可能なようで、ヒロインに直撃しても気絶で済んだ事例もあれば、道をふさいだ大型トラックを易々と吹き飛ばした事例もある。連射はできず、連続使用には1秒程度の間が存在するが、600m先にいたスナイパーに対して発砲し命中させたことから、射程やロックオン距離は非常に長い。
・『スタンバルカン』(仮称)
左右の腰部にそれぞれ搭載されている武装。マシンガンの様に連射可能だが、弾切れは確認できていない。恐らく対人用の制圧平気で、弾の大きさはBB弾程で威力も高くはないが、数発の被弾で大の男が痺れて動けなくなる。ヒロインとの戦闘でも積極的に使用され、当たれば体の動きを阻害し他の武装の餌食となる危険な補助武装。
・『レーザーブレードトンファー』(仮称)
両側腕に搭載されているこの機体の主力格闘武装。これも切れ味の調整が可能で、分厚いコンクリートの塊を一刀両断した事例が確認されている。ヒロインにに対しては威力は抑えているようだが、一撃で戦闘不能になってしまった事例が数多い非常に威力が高い要警戒武装。
・『ライトニングスピンヨーヨー』(仮称)
両手首に収納されて搭載されてある武装。見た目自体は大型のヨーヨーで、機体本体と直接コードのようなもので繋がっている。このコードは防刃性が高いようで切断に成功した事例は確認されていない。人間の頭大の大きさの落石に使用されその岩を砕いた威力も侮れないが、この武装に巻き取られると被験者のヒロイン曰く「死ぬほど痛い電流が流れてくる」とのインタビュー記録が有り、実際にその攻撃で被験者は戦闘不能になった。
・『ダッシュローラー』(仮称)
足部に備わるこの機体の推進具。踵についたタイヤの様な機構でこれを高速回転させて地走するが、なぜか地面がどんな状態でも走行に苦労せず速度も変化しない。現在の技術とは比較にならないほどの急加速を行い数秒で最高時速に達し、高摩擦のターンピックにより走行面がどんな場所でも容易に急停止や急ターンを行う。このスピードの緩急に翻弄されないよう注意が必要。件数は少ないがこの足でキックを行うこともあるらしい。ローラーの回転数が多いので威力は高いと推察される。
・『グレートウイングスラスター』(仮称)
背部に収納されている翼型のユニット。飛行の際はこのユニットを展開する必要があるようだ。不備があるとその後の離脱が困難になるためか、はたまたエネルギーを節約するためか、普段は展開していないが、状況によっては展開して飛行しながら戦闘を行う。速空中でのメリハリの付いた動きや空中停止も確認済み。このユニットを取り外しブーメランのように投げつけてきた事例が存在し、切断力が高く乗用車を真っ二つにした。その際、ユニットが無くても空中にホバーのようなもので留まっていた。
・【必殺技・特性】
「パターンサークルスラッシュ」(仮称)
「パターンセレクト・スペシャル・アクティブ」と発した後に記録された行動パターン。射撃武装で対象をけん制しつつ、ライトニングスピンヨーヨーで相手を捕縛し行動を封じる。そのまま円を描くように移動しながら射撃武装を拘束した対象に連続で撃ちこみ、最後は一直線に対象の至近距離へ接近しレーザブレードトンファーで攻撃した。
数件の確認時の状況から、対単体対象用の鎮圧型コンバットパターンだと推察される。
【詳細】
全長 約1.8M
体重 不明
突然出現する謎の機械。シルエットは二足歩行の人間型だが顔はなく、頭部の丸みを帯びた黒いモニターらしき箇所が複数の四角と色で点滅するのみである。
待機場所も判明しておらず、出現した場所も時期も非常にまばらで行動パターンが追い切れていない。
所属不明。古代文明のオーパーツ、宇宙人の忘れ物、とある組織の秘密兵器など様々な説があるが全て憶測の域でしかない。
とあるヒロインの作戦行動中に発見され、そのヒロインを撃破後誘拐。その後も度々現れ同じような行動を行っている。一度に複数のヒロインを誘拐することもあり、一度の規模での最大人数は11人。また、確認事例は少ないものの一般の女性が誘拐された件もあるため事件件数はさらに増えると予測される。
誘拐された被害者は数日の期間(確認された中で最短で3日、最長は17日)をおいて、体中の感度が上昇し特に性感帯が敏感になってとろけた顔で、無残な状態で適当な場所へ解放、放置される。放置される場所は誘拐されたエリアと比較的近い箇所が多く、発見も容易な場所が多い。また、性感帯・感度の異常以外の病気やケガ、持病や虫歯などが誘拐後に完治しているケースが多々ある。レアケースだが現代技術では治療不可能な持病を持ったヒロインが誘拐後、持病が感知していた件が確認されている。
誘拐された被害者にインタビューしたところ共通しているのが「大きな機械(箱やポッドが多数を占める)に閉じ込められて、抵抗できないように拘束された。その後に性的な責めを長期間受けて、意識を失い気が付いたら解放されていた」という点である。責めの内容は記録された限り様々で、薬を投与された証言もあれば、元々敏感なところを責められたという証言もあり完全に同じ責めという証言はほぼ存在しない。しかし、程度の差はあれど対象にとって長期間の苦痛な責めであることは変わりなく、トラウマを発症した被害者も多い。
識別番号593 FQ-MAX・ブラストライカーが女性を誘拐する目的は「女性が感じた時に発生する未確認のエネルギーの確保」という説が有力視されている。攻撃の際に無闇に損傷を与えないのは、殺害したら意味がないから。治療を行うのは健康な肉体が望ましいから。ヒロインが狙われるのは得られるエネルギーが多いからであると考えられている。男性の被害者は容赦なく攻撃を受けて排除され怪我を負った者はいるが、誘拐された事例は確認されていない。誘拐された一般人も検査の結果、ある項目でヒロインとして優秀な人物であった。ヒロインと他の女性がいる場面でも積極的にヒロインに向かってくるなど、ヒロインに対する執着がみられる。
恐らく識別番号593 FQ-MAX・ブラストライカー自体も「女性が感じた時に発生する未確認のエネルギー」で稼働していると考えられている。誘拐された被害者の何名かが、機械の中に入っている自分のそばに、機械に囲まれ繋がれた識別番号593 FQ-MAX・ブラストライカーが沈黙した状態であったと証言している。逆にそれ以外の人物や生物、この機体以外の機体は目撃されていないので完全に自立稼働で動いているという説もある。
エネルギーの消耗による稼働停止は現在のところ確認されていない。最も善処したケースによると「10時間にも及ぶ長期戦で複数人のヒロインとの戦闘の最中、突然識別番号593 FQ-MAX・ブラストライカーから警告音にも似た音が鳴り響き、機体は戦闘不能になっていたヒロイン一名を連れ去りながら高速で逃亡し離脱した」という事例から、何らかの活動限界はあると考えられている。また先ほどのケースでは期待に装甲の凹みや武器の不能というダメージを負わせているが、次回の出現時には完調していたことから、何らかの自己修復機能もしくはメンテナンスができる設備・機能があると予測される。
「女性が感じた時に発生する未確認のエネルギーの確保」の他に目的があるかは不明。