【結果】淫獄の地下水道

【概要】

●異形の地下水道

　とある町のジメジメとした地下水道。こんなにジメジメしているのは地下だから、当然といえば当然だが……。

　壁や床、果ては天井までが肉のような何かで覆われ、まるで内臓の中にいるような有様は、常識では考えられなかった。

　そして、肉壁から滲み出る粘着質な白濁液は見る者に嫌悪感を抱かせた。

　こんな状況を作り出した元凶は、この地下水道の最奥にある一室に存在した。

　それは、一室の中央に座した巨大な肉の塊のような化け物だった。

　触手を生やし、肉塊の表面から無数の……生肉で出来た芋虫のような生物……、肉蟲が蠢いていた。。

　そして柱の周囲には幾人もの裸の女性たちが肉壁に四肢を埋め込まれ、まるで壁に埋め込まれた女体像のようだった。

　時折、悲鳴とも喘ぎとも付かぬ声を出してビクビクと痙攣する様子から、まだ生きてはいるのは確かだった。

　そんな哀れな女性達を、汚らわしい肉蟲は柔肌を這い回り、陵辱していた。

　目立つのは大きく膨れあがった腹部で、その表面が時折大きくボコボコと波打つ事から

　普通の妊娠ではないのは明らかであった……。

●オペレーター

　「はじめまして、魔法少女の皆さん。」

　幾人かの魔法少女達が集められた一室で、中空には映し出されたホログラフィー映像が映し出されていた。

　その中に映るのはクールな印象を受ける少女で、その表情は無表情だった。

「私の事はリッターとお呼び下さい。……皆さんをお呼びしたのは他でもありません。

　ある町に存在する地下水道の怪物を退治して貰いたいのです」

　リッターは、細い指先で手元にあるタブレットを操作すると、映像が切り替わり、地下水道の立体図を出した。

「この地下水道は、中央が水道で、両脇が細いメンテナンス用の通路になっています。

　元々、普通の地下水道でしたが、水道の最奥にいる怪物の影響で、床、壁、天井までもが肉で覆われています。

　水道の部分は肉壁から流れ出る白濁液が混ざり、粘液の水道とも言える存在になっています。」

　そこまで説明すると、また映像が切り替わる。そこに映し出されたのは握り拳ぐらいの大きさ生肉で出来たような蟲。

「水道にはこの蟲達が住み着いており、男性相手なら食い殺し、女性相手であれば陵辱してきます。

　攻撃自体は体当たりや噛み付き、、粘液を飛ばしてくるぐらいですし、か弱い魔法少女でも手で握れば潰せるぐらい弱い存在です。

　問題は数です。少なく見積もっても数万はいるでしょう。そして、この蟲の体液は毒で、身体が敏感になってしまいます。

　この蟲の表面の粘液も、同じ毒を含んでおり、蟲が蠢いている地下水道の空気さえも汚染しています」

　蟲の映像が消えると、得体の知れない肉塊が映し出される。

「水道の最奥の一室に、この怪物がいます。部屋の四方は肉壁と化しており、蟲に陵辱されて連れてこられた女性たちが囚われています。

　この一室では蟲の攻撃に加えて肉塊から伸びる産卵管……。触手の攻撃が加わるでしょう。負けた場合は悲惨なことになると思います」

　そこまで話して、リッターは一息付いた。

「最初に話した通り皆さんには、この肉塊の怪物の退治と、あと女性達の救助もお願いします。地下水道の攻略方法は……。

　正攻法が一番良いかと思いますが、仮に道中で力尽きても、蟲達は最奥まで犠牲者を運ぶ性質があります。

　いずれにせよ、最奥にはいけますが……。どう攻略するかは……はお任せします」

　説明を終えると、リッターは深々と頭を下げた。魔法少女達の武運を祈って……。

　・目的

　怪物（肉塊）の退治及び、囚われた女性達の救助

　・リッター（ＮＰＣ）

　魔法少女達に情報を伝えるクールな少女。

　高校生ぐらいに歳に見えが、その歳の割に発育の良いグラマラスな体付きをしている。

　肩で切り揃えた黒い髪に、整った顔立ちで表情は基本的にポーカーフェイスを保っている。

　彼女も魔法少女だが、現場に出ず魔法少女達に情報を伝えるオペレーター役をしている。

・地下水道

　元来、普通の地下水道だったが怪物のせいで異形とかしている。

　足場は粘液で滑りやすくなっている。下手すると粘液ドロドロの水路に突っ込む。

　攻撃系の大技を放つと、流れ弾で水道自体が崩壊する恐れがある。

　リッターが情報を教えてくれているので、目的地まで迷う心配は無い。

・肉蟲（敵）

　リッターの情報通り、握り拳大の大きさの蟲。ビチビチと動く。

　地下水道の床、壁、天井、水道中央の水路内と至る所に潜んでいる。

　粘液を飛ばして、目標の動きを鈍らせた後に体当たりで体勢を崩した後

　目標の肌の上を這いずり回り、果ては目標の中に入ろうとする。

　目標が沈黙したら、怪物がいる水道の最奥に運ぼうとする。

・怪物（敵）

　地下水道の最奥に座する肉塊。元々、とある怪人が作り出したものだが

　失敗作だったので捨てられた。碌に動かないので攻撃は当たりやすいが

　とにかくタフ。生えた触手をムチのように振り回して、重い一撃を放つ。

　動けなくなった犠牲者達に卵を植え付ける。卵からは肉蟲が生まれる。

募集：1～2人

形式：単発（？）

予定文字数：最低4000字～

参加締め切り：2018/10/21

行動提出期限：2018/10/28

リプレイ公開予定：2018/11/10

リプレイ公開場所：pixiv

種別：怪物討伐及び人質救出

敵勢力：怪物

エロ趣向：触手、媚薬、異種姦、苗床など

備考：ここまで読んで頂きありがとうございます。

　SSの執筆は久しぶりですので、公開時期が遅れる可能性があります。ご了承下さい。

　さて、蟲達と怪物について色々書いてありますが、魔法少女達が

　本気で油断なく掛かれば問題無く勝てる相手です。

　本気で油断なく掛かれば問題無く勝てる相手です。（大事な事なので）

　初シナリオの割に少々特殊なシチュエーションですが、参加をお待ちしております。