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《牙を持つ獣は倒せても、ナイフを持った子供は倒せない……それが奴らの弱点》
《なるほどな……フッフッフ、これで我らの目的の成就する日も近い……》
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幾多のヒロイン達が時に勇ましく、時に淫らに躍動する世界。
彼女達の物語は悪との戦いにより日々紡がれてゆく。
新たな物語の舞台となるのは、とある住宅街。
近年の再開発計画によって造られ、真新しいアスファルトの通路に沿った軒並み中流家庭以上の豪勢な住居が立ち並ぶ、まさに閑静な住宅街を絵に描いたような区域。
週末の休日に一家団欒で過ごす者たち、あるいは友人との集いを楽しむ者たち……そんな平穏なはずの日常の中、何の前触れもなくそれは起こった。
「うッ……ウオオオォォーッ!! ヒロインッ! ヒロインはどこだァー!!」
「ヒロインども出て来い! ヒロインを探せェーッ!!」
学生から年配の老人まで老若を問わず、その住宅街にいる不特定多数の男性たちが突如として騒ぎ、叫び、暴れだす。
バットやゴルフクラブなど各々の凶器を手にして振り回し、住宅街を不条理な破壊衝動に身を委ねるがままに荒らし回る。
暴徒と化した男性たちの手によって、住居の家具も、屋外の車も、彼らの目に付く物体の全てが割られ、散らばり、なぎ倒されてゆく。
「あ、あなたっ……や、めっ……」
「……やだ、こわ……ぃ……」
一方、夫の突然の凶行に戸惑う妻や、暴れだした父親に怯える少女、住宅街の女性たちが次々と倒れてゆく。
彼女たちは男性とは対照的に自らの意識を手放し、次々とその場に昏倒していった。
突如として起きた住宅街での謎の凶行事件は、偶然それを目撃し幸運にも逃げ遂せた目撃者を介してネットに拡散されつつあった。
そうした中でスマホを片手に現地へと駆けつけていたのは……
「男の人がいきなり暴れだしちゃうなんて……ひょっとしたら溜まってるのかなぁ?」
知る人ぞ知る、ヒロイン界のオンリーワン問題児ことスターコロナ。本名は新藤瑠菜。
胸元を大きく開き、パンツ丸出しのスカートという卑猥極まりない服装。
「……な~んて冗談言ってる場合じゃなさそうね、こりゃあ」
そんな外見のイメージに違わぬセックス大好きの超ビッチヒロインのコロナだったが、暴徒鎮圧という火急の事態に遭遇した今となっては流石に気を引き締めている様子。
フワフワと早歩き並の速度で上空から住宅街の様子を伺う。
区域内の至る所で暴徒の無軌道な器物破損活動が見られるが、不幸中の幸いか民間人同士の凶行には至っていないようだ。昏倒した女性に手を出す者もいない。
「ともかく止めなくっちゃね……こらあっ、待ちなさぁ~いっ!」
フッと力を抜くと同時に地上に向かって垂直に落下、そのまま暴徒どもの眼前にふわりと着地するコロナ。
ピンク色の長い髪の毛と豊満過ぎるバストが着地の衝撃に揺れる。
「スターコロナ参上っ! 街のモノを壊しちゃう悪い人たちにはお……し…………ぉ…………」
勢い良く発せられた口上の語気が急速に萎んでゆく。
その原因はコロナの眼前で繰り広げられていた光景であった。
「うおおおおおヒロインだぁぁぁ~ッ!!」「コロナちゃんとエッチしてぇぇぇえ~!!」「レイプ! レイプ! レイプゥゥ!!」
「ぎっ……ぎぃぃいやあぁあぁあぁあ~~~っ!!? ヘ、ヘ、ヘンタイぃぃぃィィイイイ!!!」
暴徒化した男性陣の全員が全員、即座にズボンをずり下ろしフルチン体勢。
そのまま脇目も振らずコロナ目掛けて全力疾走。
勃起したペニスをぶらぶらと揺らしながら、生気の失せた瞳で大挙して押し寄せてくるその光景は、性的刺激を通り越し最早異常としか言いようのない光景であった。
「な、なな、なッ……なんなのこのヒトたちィィィ~~~イイ!?!?」
さしものスターコロナも逃げ出す。流石に逃げ出す。全速力で。
如何にエッチ大好きビッチヒロインといえど、これほどの多勢……しかもフルチンの変態ゾンビみたいな軍団の相手となると未知の領域の恐怖しか感じられないのであった。
こんなんセックスどころじゃねえ!
──と、それから小一時間後。
『……とゆーワケでね。この事件に協力してほしいの!』
只今、住宅街のとある住居の一室に逃げ込んだコロナがスマホ片手に必死の訴えで通話中。
通話相手はとある別の変身ヒロイン。
その通話を貴女は直接聞いたのかもしれないし、通話を聞いた別の者から聞いた話なのかもしれない。
スターコロナからの通話の概要は以下の通りである。
『じゃ、確認のためにもう一回説明するね? 住宅街の暴徒になった民間人がいて、その人たちを元に戻すお手伝いをしてほしいの』
『で、元に戻す方法は……なんでかはコロナも分かんないんだけど……エッチなことをしてあげれば元に戻ってくれるみたい』
『エッチなことならどんなプレイでも何でもイイみたいだけど、個人の好みはあるみたいだね……やたらとアナルに拘る人とか』
『それと多分だけど、コロナ達みたいなヒロイン相手じゃないとダメみたい。気絶してる女の人には見向きもしないし』
『いくら何でもコロナだけでこの街中の男の人を相手にするのとか無理だし! だから力を貸して! 埋め合わせは今度必ずするから、お願い!』
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というわけでなんか第二段です。
ちょっとした試みとして、今回は参加人数を設けないようにしました。
なるべく多くのヒロイン様にお楽しみいただけるよう……まあ参加自体少ないかも知れませんが。そのときはそのとき。
一応ドスケベ一辺倒ではなくそこそこ真面目なシチュエーションに。
まあセックスするのが本懐なのは変わりませんが。書いてる人が基本ドスケベだから仕方ないね。
以下概要。
募集人数:無制限
形式:単発予定
文字数:未定(参加人数により変動あり)
参加締め切り:2018/10/20末
行動提出期限:2018/10/29末
リプレイ公開予定:2018/11/12 以内
リプレイ公開場所:pixiv予定
種別:対民間人の鎮圧活動
敵勢力:洗脳民間人(不特定多数)
エロ趣向:集団レイプ、民間人催眠、隠語連発、なんでもアリ(アクションのリクエスト次第)
●エネミー:暴徒化した男性民間人×不特定多数(参加人数によりある程度変動)
謎の現象により暴走した一般人たちです。
手当たり次第に器物を壊して回っていますが、ヒロインの存在を認識すると真っ先に襲い掛かってきます。性的な意味で。
一定の性的欲求を満たしてやることで正気に戻ります。その気になれば彼らから話を訊くこともできるでしょう。
身体能力は平素と変わりなく、ヒロインが普通に攻撃などを行った場合は死傷する危険性が極めて高いです。
●ロケーション
とある地方都市の真新しい住宅街一体の区域。時刻は昼過ぎ。
住宅街の規模としては大きく、一般人男性だけでもかなりの人数が存在します。
ヒロインの解決案件ということで、現在は住宅街の外部とは機動隊によって隔離されているため、暴徒が外部へと溢れ出すといった心配は不要です。
●シナリオ目的
パターン1.暴徒化した民間人男性たちの鎮圧(推奨)
彼らの『ヒロインへの性的欲求』を充足させてやることで暴徒化を解除・鎮圧できます。
かなりの数なので必然的に集団レイプされる形になる可能性が高いです。
ちなみに、特定のヒロインの熱心なファンの場合、特にそのヒロインに対して執着する傾向が強いようです。
パターン2.暴徒化の原因調査(※注意※)
区域内を捜索して暴徒化の原因を探り、可能であればそれを排除します。
おそらくは怪人の仕業かと思われますがその目的は一切不明。
現状では手掛かりすら存在せず、現地にて手探りで情報を調べていくしかないため、かなり攻略難易度の高い選択肢となります。
もしも原因を特定できたとしても、その場所で何が待ち受けているかも不明瞭です。
情報調査の手段(正気化した民間人に心当たり訊く等)は勿論、その情報を元にどうやって捜索を行うか、具体的かつ効果的な案が見られない場合は最悪、当てもなく街を徘徊するだけでリプレイ内描写が終了する可能性もあります。
●登場NPC(スターコロナ)
キャラクター一覧に登録されているヒロインと同一人物。
XOHで一番やべーやつ疑惑の持ち上がっているとかいないとかで噂のアイツです。
アクションにて絡み希望があれば遠慮なく絡んできます。逆に構わなければ基本放置。
頭は悪いので情報調査では役に立ちません。
●補足1
ヒロイン同士で行動の同行、あるは同じ場所にて民間人の相手をすることが可能です。
基本的には此方で適当に割り振りますが、お互いのアクション内において双方同意が認められる場合、確実に同場所にて同時描写いたします。
なお、スターコロナと一緒にやりたいという物好きな方はご自由にお使いください。コイツはフリー素材です。
●補足2
当世界観は現実世界同様、スマートフォンなどの通信機器はごく普通に普及しています。
そのため仲間との連絡は(ある程度余裕のある場合に限り)いつでも可能です。
【リプレイ完成済み】
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10356683
参加者の皆様、ご意見ご感想ありがとうございます。
此方での返信は一纏めになってしまいますが、暖かいご声援いただけたことお礼申し上げます。
次の機会は年末にかけて少々あわただしくなっているためまだわからない状況ですが、もしもまた良い機会に恵まれましたらよろしくお願いいたします。